— 世界の育成現場で見たリアルな話 —
サッカーが上手くなる子には、
ある共通点があります。
それは
家庭環境です。
もちろん、親がサッカー経験者である必要はありません。
むしろ世界の育成を見ていると、サッカー経験のない親の方が上手く関わっているケースも多くあります。
そして、世界のトップ選手の家庭を見ていると、ある共通点があります。
親がコーチにならない。
これは本当に大きなポイントです。
試合のあと、つい言ってしまう言葉
試合のあと、こんな会話をしていませんか。
「なんであそこでパスしないんだ」
「もっとドリブルすればよかったのに」
「今日動き悪かったな」
悪気はありません。
むしろ
子どもを思って言っている言葉
だと思います。
でも、世界の育成現場では、
こういう関わり方をする家庭はほとんどありません。
なぜでしょうか。
それは
サッカーは自分で考えるスポーツだからです。
親が答えを与えすぎると、
子どもは自分で考えなくなります。
スペインで見た家庭の会話
スペインで少年サッカーの試合を見たとき、
ある光景がとても印象に残りました。
試合が終わって、子どもがピッチから出てきます。
日本だと
「なんであそこでシュート打たないんだ」
「もっと寄せろよ」
という声が聞こえることがあります。
でもスペインでは、
ほとんどの親がこう言います。
「¿Qué tal el partido?」
(試合どうだった?)
子どもが
「楽しかった!」
と言うと、親は
「¡Perfecto!」
それで終わりです。
技術の話はしません。
戦術の話もしません。
大事にしているのは
サッカーを好きでいること。
それだけです。
ある日本人選手の話
以前、スペインでプレーしていた日本人の選手がいました。
その子は日本では「普通の選手」でした。
特別目立つタイプでもありません。
でもスペインに行ってから、
急に伸び始めました。
理由を聞いたとき、
その子はこう言いました。
「日本にいるときは、
試合のあとに父がずっとアドバイスしてきたんです。」
- あそこはパスだ
- あそこはシュートだ
- もっとこう動け
でもスペインに来てから、
そのお父さんが変わったそうです。
試合のあとに言う言葉が、
たった一つになりました。
「今日は楽しかった?」
それだけです。
その選手は言いました。
「それからサッカーが楽しくなったんです。」
そして
プレーが変わりました。
上手くなる子の家庭の共通点
世界の育成現場で見てきた家庭には、
いくつかの共通点があります。
① サッカーを強制しない
「練習しなさい」
と言わない家庭ほど、
子どもが自分でボールを蹴ります。
なぜなら
自分でやりたいから。
② 結果で怒らない
負けても怒らない。
ミスしても怒らない。
サッカーは
失敗するスポーツです。
失敗できない環境では、
挑戦する選手は育ちません。
③ 子どもに考えさせる
上手くなる子は
「どうすればいいと思う?」
と聞かれて育っています。
答えを与えられるのではなく、
考える習慣がある。
サッカーは親が育てるスポーツではない
サッカーは
親が育てるスポーツではありません。
子ども自身が
- 失敗し
- 試し
- 考え
- 成長していく
スポーツです。
親の役割は
コーチではなく、サポーター。
一番近くで見守る存在です。
最後に
世界のトップ選手の多くは
- 特別なトレーニング
- 特別な環境
よりも
サッカーを好きでいられる環境
で育っています。
もし試合のあと、
何か言いたくなったときは
ぜひ一度、こう聞いてみてください。
「今日の試合、どうだった?」
それだけで十分です。
その一言が、
子どもの未来を変えることもあります。
なぜなら
サッカーは思考のスポーツだからです。 ⚽
